初日から完売！人気商品「米麹甘酒発酵パウンドケーキ」の秘密を公開！

楽しく♪お得にSDGs！

夕方マルシェは、「フードロス」「地産地消」「共生社会」をテーマに、横浜に暮らす個人や企業、団体の抱える課題を、人とのつながりによって解決する「課題解決型のマルシェ」です。

横浜の加工食品、横浜野菜を使ったお惣菜、地域の障がい者さんやハンドメイド作家さんの手作り雑貨、横浜産の野菜などのワゴンが並びます。皆さんのお越しをお待ちしています！

焼き菓子コーナー大盛況！初日から完売した「米麹甘酒発酵パウンドケーキ」

2023年1月12日木曜日。初売りを迎えた横浜夕方マルシェの場において、いきなり新記録が誕生しました。

横浜夕方マルシェでは、初売りに向けて年末年始のお休みの間もたくさんの企画を考え、新しい売り場を展開していました。

その中で、ひときわお客様の注目を集めたのが、焼き菓子コーナーにある「米麹甘酒発酵パウンドケーキ」です。この日は「横浜産金柑とハイカカオチョコ」、「横浜産無花果と国産林檎」など、合計4種類のパウンドケーキを揃えていました。

こちらの商品は、横浜市港北区日吉にある創作料理の店「海んちょ」さんが立ち上げた焼き菓子のブランド「Kozutsumiこづつみ」のパウンドケーキです。お店からはパティシエの藤田夫妻が来てくださり、お客様に丁寧に商品説明をされていました。結果は、なんと完売！

初日で完売した商品は横浜夕方マルシェでも例を見ません。いったいどんな味で、どんな工夫が盛り込まれていたのでしょうか？地元密着型の創作料理店を経営して30年の藤田夫婦にお話しをうかがいました。

まず気になるのが、「創作料理のお店が焼き菓子を作っている」ということ。しかも、商品名だけではなく『Kozutsumiこづつみ』とブランド名まであり、かなり本格的に取り組んでいることがうかがえます。

実は「海んちょ」さんのマスター（写真右）は、創作料理のお店を出す前はインストアベーカリーで経験を積んでおり、現在のお店では設備やスペースの関係でパンや焼き菓子を作っていなかっただけ。商品展開できる素養はあったとのこと。

きっかけとなったのは、コロナ禍での事業見直しの影響もあったそうですが、それよりも、「お客様より『困った！』の声・『SOS』の声をたくさんいただくようになった」ことの方が大きかったと藤田夫妻は言います。

・「リモートワークが進み、家族の在宅時間が増え、朝・昼・夜の食事の用意が大変すぎる」
・「朝ごはんや軽食、家飲みのおつまみが、ほんとに負担」
・「リモートワークになり、スナックやスイーツを食する回数が増えた結果、カロリーオーバーになってしまったが、頑張ってる自分にご褒美スイーツは欠かせない」

このような声が寄せられるなかで、「飲食店として何かできないのか？」との思いが強くなったと藤田夫妻は当時を振り返ります。

さらに、コロナ禍で、仕入れた食材がロスとなり破棄されていく現状を目の当たりにして、よこはま地産地消サポート店として登録され、地元の契約農家さんより新鮮な横浜野菜や、横浜の果物をできるだけ使って料理を提供しているお店としても、何か行動に移したい、そういうタイミングであったとも言います。

それから1年半近くの時間をかけて企画に企画を重ね、店内を改装して菓子製造許可を取得。ついに焼き菓子『Kozutsumiこづつみ』のブランド立ち上げを実現させました。

商品開発の基本としたのは、

◎米粉でつくる甘くない「おかずパウンドケーキ」
◎米麹甘酒でつくる「米粉と米麹甘酒の発酵スイーツ」の製造販売。

ここから生まれたのが、横浜夕方マルシェで初日から完売した「米麹甘酒発酵パウンドケーキ」です。

米粉とアーモンドの粉をミックスして作るスイーツで、飲む点滴と言われる米麹甘酒を使用して発酵バタ―、甜菜糖、蜜芋でほんのり優しい風味にしっとり仕上げたといいます。

罪悪感を感じない、幸せ感じるご褒美パウンドとして楽しめるよう、地元の農家さんから届く果物を、甜菜糖だけでセミコンフィ仕立てにしているそうです。さすがのこだわり。完売するわけです。

今後「米麹甘酒発酵パウンドケーキ」だけではなく、「米粉とこめ油と米麹甘酒でつくる『おかずパウンド』」「バター不使用！地産地消商品としての『米粉のマフィン』」なども横浜夕方マルシェに次々と登場してくるので、毎回大変楽しみです。

藤田夫妻も不定期ではありますが、横浜夕方マルシェにいらっしゃる予定ですので、ぜひお声をかけてみてください。販売している商品のこと意外にも、お菓子のこと、横浜野菜のこと、料理のことなど、とてもステキなお話がうかがえるはずです！

Photo（提供写真を除く）：やすえ　Text：とだはる

横浜夕方マルシェ
●毎週木曜日　16時30分～19時30分
●横浜市役所２F　多目的スペース
（〒231-0005 横浜市中区本町6丁目50番地の10）
※祝日・年末・年始はお休みです

SNSでフォローする